2009年11月17日火曜日

台湾出張





今回の台湾出張で一番面白かったのは、大規模画面対応のビデオカードドライバです。

通常のATIのグラフィックチップ1個使いの標準グラフィックボードで、ATIのドライバをカスタマイズするだけで、4000x2000の画面での高精細3D10bitB/Wを表示可能とするというもの。 

デモでは車のショールーム用のデジタルサイネージのデモと医療分野向けの10bitB/W表示でのX線写真を大画面に表示したものに市場性を感じました。

どちらもSierとの協業が必要となる分野です。優位性は、既存にある技術だけで低価格な製品をOn-Timeに提供できるというところでしょうか。鍵はドライバのカスタマイズ・完成度なので、ハードだけの勝負ではないところも、スタートアップとしては競争力を維持できる気がしました。 

早速、業界の関係者の意見を聞いてみたい所です。

 それと、ニッチなところでは、監視カメラ・天気カメラ用のビデオフロントエンド用ICも興味が持てました。ただ、こちらはまだESが上がったばかりのようで、もう少し製品が煮詰まったレベルでのデモを見たいと思います。天候の悪い視界不良の場面でも、ノイズキャンセラを効かせて、見えないものが見えるようになる。良く朝の情報番組で天カメを使って気象情報なり、現地情報を伝えていますが、全く見えない。こんなケースには最適ですが、でも市場があまりにもニッチすぎます。もう一工夫が必要なデバイスかもしれません。

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