
60G帯を利用したテクノロジーにWirelessHDがありますが、それのパソコン版を考えている団体がWiGigです。このコンソシアムの主要メンバーは、PCメーカ及びPCに関連するチップメーカですので、当然インテルがチェアをしており、バイスチェアはブロードコムです。
先週、これに関連する会社のWilocityと日本市場への展開に付きテレカンをしました。
彼らのCEOとは、2月のイスラエル訪問の時に会っています。インテル出身者だったので、インテル話で盛り上がりました。今回は、WWの市場開拓を担当しているVPとのテレカンでした。
彼らの技術は、既に動作確認レベルにまで仕上がっているようで、60G帯で3Gbpsのデータ伝送はできそうです。今後の課題は、コストとRF部の取り回しをいかに簡単にするかぐらいでしょうか。
それよりもっと心配なのが、WiGigという市場が本当に成立するのか?です。
自分としては、WUSBが市場を形成できなかったのと。このWiGigという新しい技術の将来性が重なります。技術的には優れていても、それは使いやすい技術でかつ安価でなければ市場は成り立たないということをWUSBでは痛感しました。
それに、WUSBもWiGigも主幹会社はインテルです。そこも気になります。インテルが主導して成功したアライアンスが少ないですから。ただ、インテルのHELPなしに、この市場は成功しませんから、インテルのご機嫌を損なわない様にすることは重要な事です。
彼らが、価格も含めて、この技術は使えると思えば、必ず標準化されますから。
自分たちは、彼らといっしょに日本市場の開拓を進めるつもりですが、長期的なビジネスとなりそうです。
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