2月の初旬にテルアビブへ出張する予定です。ですので、今は上司を巻き込んでイスラエル系スタートアップのアポ取りを進めています。
今回、初めてイスラエル在住のコンサルタントが自分たちの業務に参加している。
彼は、米国の大学院を出て、ベル研のマレーヒルに入り、シリコンバレーで働いて、1998年にテレアビブに戻ったそうです。経歴的にはしっかりしています。ただ、半導体の経験が浅く、コアはソリューション営業です。正直、自分たちが探しているような超広帯域ワイヤレスとかジエスチャリコグニションとか3D撮像系とかは不得手のよう。
でも、やはりイスラエル人。今回の第一回目のスタートアップ会議のサポート費用として、個人的に2500$欲しいって言ってきた。
こちらは ”なにそれ?馬鹿言ってんじゃねえよ、素人が!”って感じ。
お金の話はほったらかして、定例の電話会議でアポの取得状況や、興味ある分野などの情報交換をしていたが、いつも会議の最後には、契約はどうだ?金額に合意してくれるか?って聞いてくる。あんまりうるさいから、お前も情報も出してないんだから、契約なんてしない。ある程度、お互いの持っているカードを見てから、お金の話をするべきだろと蹴っ飛ばした。
彼は、契約を結ばないと、スタートアップに関する情報は一切出さないと言ってきた。
”じゃあ、もう情報は一切いらない。初期段階は無償で協力してくれるパートナーが他にもいるからね。彼らは、成功報酬で合意してくれているからね。彼らと協力していくから。”
そう言うと、相手は、ころっと変わって、成功報酬ならリーゾナブルだ。それで行こう。
イスラエルとは、いつも交渉に時間がかかります。それを面倒くさがっていては、ビジネスは進まない。彼らは、断られてもいいから言ってみようという、日本人には理解できない部分があります。
経験が無くても、自分がやるのだから、なんとかなるはずという変な自信を彼らは持っている。自分は、あの会社で成功したのだから、ここでも同じ事をやればうまく行くって思っている。
イスラエルも残念ながら、良さそうなスタートアップは減っています。
それも、今の半導体ビジネスの複雑さがやはり影響していると思う。
それと、中国とイスラエルが協力関係を結べると全く思わない。
お互いの信頼関係の作り方や、ビジネスに関する考え方が違いすぎる。
中国に入らない事には、イスラエル系の企業も大きな飛躍は見込めない。
ここら辺も今後の課題としては面白い。
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